ネギの栄養効果は健康を保つのに最適!!おすすめの保存方法を解説!!
ネギは刻んで薬味にしたり、炒めたり、鍋に入れたりと調理法も豊富な上、
四季問わず入手できる身近な野菜です。
みなさんはネギの栄養や、効能・効果はご存知ですか?
今回はネギの品種や栄養素、ネギによる効能・効果や栄養を
【栄養・効果】白い部分と青い部分で栄養が違う!
ネギの可食部100gあたりのエネルギーは、
根深ネギは35kcal、葉ネギは29 kcal。
淡色野菜である白い部分と、
緑黄色野菜に分類される青い部分で栄養価が変わってきます。
青い部分にはビタミンC、抗酸化作用が期待できるβ-カロテン、
健康な骨や歯を作るカルシウム、カルシウムの吸収を助けるビタミンKが多く含まれています。
青い部分も捨てずに食べて、しっかり栄養を摂取したいですね。
すべてのネギ類に共通するツンとした香りのもとは、香り成分「硫化アリル」。
硫化アリルにはビタミンB1の吸収を助ける作用があり、
血行促進や疲労回復や殺菌作用など、さまざまな効果が期待できます。
ただ、硫化アリルは揮発性のため、
細かく刻んだり切ってから時間を置いたりするとどんどん減っていってしまうので、
使う直前に切るのがおすすめです。
中のネバネバ成分が効果が高い
ネギの青い部分の栄養成分ヌルのスゴイ効果と効能。
ガッテンでも話題に。
健康効果を高めるネギの食べ方とは、
『ネギを折って中の粘液を食べる』というもの。
実はネギを折ると『ヌル』という粘液が中から出てきます。
この成分に免疫細胞を活性化させる働きがあるんです。
ネギの青い部分の栄養成分ヌルのスゴイ効果と効能。
このヌルは寒さが増すほど増えるもので、
新鮮なものだと青い部分にもたっぷり入っています。
確かにネギの内側ってぬるっとしていますよね。
スーパーで買ったネギにも乾いているだけで
青い部分にしっかりヌルは入っています。
調理したりして濡らすとしっかり復活しますし、
冷凍しても加熱しても効果が失われない成分なので青い部分を食べることが大切です。
ネギの香りが抵抗力をアップ、不眠症にも
さらにネギは香りにも健康効果が秘められています。
ネギは切ったときに香りの成分である『アリシン』という成分が生まれるのですが、
それを鼻から吸い込むと脳が反応し血流をアップさせ、
体の抵抗力をアップさせると考えられています。
さらに面白いことに、
食べた時よりも香りをかいだだけの方が
体温がアップするという研究データもあるそう。
体温を上げることは免疫力アップにもつながるため、
香りだけで体温を上げられるのであればとても手軽でいいのではないでしょうか。
【保存】新聞紙やラップで包んで保存
冷凍は長いままか刻んで
ネギは根深ネギ、葉ネギともに乾燥に弱いので、
全体を新聞紙で包んで冷暗所に置いて保存を。
使いかけの場合は青い部分と白い部分を切り分けてラップに包み、
冷蔵庫の野菜室で立てて保存しましょう。
ネギは冷凍保存も可能です。
根元を取って3等分くらいの長さに切り、
ラップで包んでから冷凍用保存袋へ。
約1か月保存できます。
使うときは凍ったまま使うサイズに切り、加熱調理しましょう。
刻んでから冷凍してもOKですが、
刻むと栄養や香り、旨味が逃げてしまうのがデメリット。
おいしさを優先するなら長いまま、
便利さを優先するなら刻んでから、と選び分けるといいでしょう。