健康・美容効果の高いとろろを食べて夏バテ予防をしよう!!【ダイエット効果も高いとろろについて解説!無理せず楽して痩せよう】

長芋は昔から健康に良い食材とされ、
中国では漢方に使われる生薬としても利用されています。

日本でもなんとなく、
ネバネバする食材は低カロリーで栄養豊富なイメージがありますよね。

長芋は、スーパーでも年間を通して見かけるので、
毎日食べるとしても手に入りやすい食材です。

また調理といっても簡単で、短冊切りにして醤油をつけて食べるも良し、
とろろとしてご飯にかけるも良しと、長芋はなにかと重宝します。

今回は、長芋を毎日食べると得られる効果にはどのようなものがあるのか、
食べ合わせのおすすめや、逆に食べ過ぎた場合のデメリットについてもご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
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長芋の効能効果を知ろう!
長芋 毎日食べる 長芋は、ヤマノイモ科に属する芋のひとつ。

ヤマノイモ科には他に
「いちょういも」「大和芋」「自然薯」などがあります。

自然薯なんて高級なイメージがありますね。
これらが総称して山芋と呼ばれているんです。

その中でも長芋はスーパーでも簡単に手に入り、
手に取りやすいヤマノイモ科ですね。

粘りが強い自然薯に比べると、
長芋はきめが粗く、水分が多いのが特徴になります。
また複数の食感を楽しめるのもいいですね。 生だとシャキシャキ。熱を加えるとホクホクに^^

長芋の栄養素
長芋100gに含まれる栄養素とそれぞれの働きは、以下の通りになります。

カロリー64kcal
たんぱく質2.2g:3大栄養素の1つ、身体を作る
炭水化物13.9g:3大栄養素の1つ、エネルギー源
カリウム430㎎:高血圧予防、筋肉を正常に保つ、むくみ改善
ビタミンB1 0.10㎎:水溶性ビタミン、糖質がエネルギーに変わるのをサポート!
食物繊維1.0g:便秘の予防、血糖値の上昇の抑制


長芋の粘りは、納豆やおくらと一緒の「ムチン」という成分によるもの。
ムチンには胃腸を保護する働きがあります。 また消化酵素のジアスターゼが豊富!
でんぷんの消化を助けてくれます。でんぷんは長芋の主成分です。

長芋を毎日食べる効果やメリット
では、長芋を毎日食べると得られる効果やメリットについて、
健康面と美容面から具体的にお伝えします。

健康への良い効果
長芋を毎日食べることで得られる、
健康面での効果とメリットには何があるでしょうか。

生活習慣予防
漢方では「山薬(さんやく)」と呼ばれる山芋や長芋は、
肺や腎臓、肝臓などの働きを補い、滋養強壮効果や血糖値の改善、
便秘の解消などにも効果があります。

生活習慣予防に効くのは、毎日の食生活や運動を改善することです。
運動に加えて、長芋を毎日食べることで、
糖尿病や循環器病などの生活習慣病を予防に繋がります。

また、腎臓の働きを強めるので、
夕食に食べると熟睡できるので、寝付きが悪い方も必見の食材です。

アスターゼが胃を守る
長芋には、でんぷん消化酵素であるジアスターゼが豊富に含まれていて、
でんぷんの一部が加熱しなくても分解されるため、生で食べても消化されます。

また、長芋の特徴であるネバネバは、
水溶性食物繊維であり、胃での吸収をゆるやかにするため、
胃粘膜の保護や消化促進、血糖値の上昇を抑制したり、脂肪の吸収を抑えたりするのに役立ちます。

スタミナ増強作用

ビタミンB1が含まれており、
エネルギーを作り出す成分なので、スタミナ増強作用があります。

また、疲労回復や脳神経・手足の末梢神経の働きを正常に保ち、
筋肉の機能を正常に保つ作用も。細胞の新陳代謝を促進させ、
皮膚や粘膜の機能維持に大切な栄養素が含まれており、美容や健康に最適で、
子供の成長にも欠かせない栄養素が含まれています。
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血糖の上昇を抑える
トロロのネバネバ効果を得るためには、
ムチンの作用を引き出すことが大切です。

ムチンは熱に弱い成分なので、火を通さず生で食べることをおすすめします。
ネバネバ作用により、
胃や腸の負担を抑えながら血糖値の上昇も抑えることができるので、
身体にとって嬉しい食材です。

健康食としても活用されているので、ダイエットにどんどん活用してみましょう。

美容への良い効果

長芋を毎日食べることで得られる、
美容面での効果とメリットについても気になるところです。

食物繊維が豊富でダイエット効果
先ほども述べたように、
長芋に含まれる水溶性食物繊維は、胃での食物の吸収をゆるやかにします。

血糖値の上昇や、脂肪の吸収を抑えるのに役立ちます。
また、長芋の80%は水分でできており、カロリーが低いです。
そのため、長芋を毎日食べることはダイエットに繋がると言えます。
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グリカンの働き
長芋にはジアスターゼの他に、
グリカンというもうひとつ注目すべき栄養素が入っています。

これは、肌のうるおいやハリ、関節の軟骨を構成する保水性に優れた成分です。
体内に吸収されると、身体にいま不足している部分を補ってくれるので、
健康だけでなく美容面でも重宝される栄養素です。
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カリウムの美容効果
山芋には食物繊維が豊富な上に、
体内の水分バランスを整えるカリウムも多く含まれているため、
大腸ガンや高血圧の予防、また、便秘の解消にも効果があります。
便秘を解消することで、お肌の調子も良くなります。

低カロリーな長芋、食べすぎても大丈夫?
低カロリーとはいえ、
糖質もある程度含まれた長芋、食べ過ぎれば太りますし、
いくら食べても大丈夫ということはありません。

ただ、他の脂肪分の多い食品や、糖質がさらに多く、
健康効果の低い食材を摂取するよりは、長芋を積極的に食べた方が、
ヘルシーで健康的だと言えるでしょう。

まとめ
ネバネバするものは
体に良いという刷り込みはなんとなくあっても、長芋にこんな健康効果があるなんて、
日頃まったく意識していなかったという人も多いのでは。

冬は風邪予防、夏は食欲増進と、
一年中お役立ちな長芋。色々なメニューに応用して、たくさんいただきましょう。