冬の乾燥に効果的なアロエの美肌・美容効果とは!?

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アロエは様々な効能があるので
古くから世界各地で利用されてきた有用植物です。

日本でも馴染み深いアロエですが、
古くに伝来して各地で帰化しているためその利用も多く、
民間療法が広まっています。そういったアロエの利用法や効能、アロエの種類をご紹介致します。

アロエとは!?
 アロエとは、アフリカ原産のユリ科に属する多年草です。
その種類は300種類を越えるとされ、
さらに細かく分けると700種類以上にもなるといわれています。

なかでもよく使用されているのは
健康食品としてアロエベラ、キダチアロエがあげられます。
ほかにも、ケープアロエは医薬品として使用しています。

形はさまざまで、小さいサイズもあれば20mを超える巨大なアロエもあります。
アロエの葉は胃薬、下剤、傷薬として医師の診察を必要とせず
自己治癒することもできることから医者いらずという呼び名がつくほど
民間療法のひとつとして昔から多くの人に使用されています

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アロエの健康効果
アロエに含まれる栄養素が持つ効果・効能・働きを解説します。

①便秘を解消する
アロエベラに含まれるアロインやアロエエモジンには、
大腸を刺激して排便を促す作用があるため、便秘の解消に効果があります。

また、アロエベラの葉に含まれるムコ多糖類には
腸内の善玉菌を活性化させる働きがあるため、
腸内環境を整えることでも便秘解消に効果を発揮します。

胃もたれや消化不良を防止する
アロイン、アロエエモジンには胃を健康に保つ作用もあります。
胃の働きを活発にし、胃液の分泌を促進させる作用があるため、
胃もたれや消化不良を防止する効果が期待できるでしょう。

また、胃粘膜を保護する効果も持つため、
胃潰瘍などの消化性潰瘍の予防にも役立つと言われています。

③免疫バランスを整える
アロエベラに含まれるサポニンには、
アレルギーの予防や改善効果のほか、
免疫機能をコントロールする細胞を活性化する作用があります。

アレルギーの一つである花粉症も、
免疫機能のバランスを整えることで予防や改善ができると言われることから、
サポニンが含まれているアロエベラは花粉症に悩む方におすすめの食材です。

生活習慣病を予防する
アロエベラには、
腸内環境を整える効果のある栄養素であるムコ多糖類が含まれていますが、
腸内の悪玉菌の増加は細胞の老化を進行させる原因のひとつです。

細胞の老化は、
生活習慣病の原因にもなるとされていることから、
アロエベラは生活習慣病の予防に効果が期待できます。

⑤ストレスを解消する
アロエベラの食感や香りも、
健康に繋がる効果として注目されているようです。
アロエベラを食べた際の独特の食感は、ポジティブな脳波の状態を作り出し、
癒しやストレス解消に役立っている可能性があると言われています。

アロエの美容効果
アロエ成分配合を謳った化粧品やクリームを見かけたことがある人は多いでしょう。
ここでは、アロエベラの美容効果にはどのようなものがあるのか見ていきましょう。

①シミやそばかすを薄くする
アロエベラに含まれる
肌に良いとされる成分は、アロエシンやビタミンCです。

中でもアロエシンには、
シミ・そばかすのもととなるメラニン色素を生成する酵素である、
チロシナーゼの働きを抑制させる働きがあります。

この作用によって、
シミやそばかすをできにくくするだけではなく、
既にできてしまったシミを薄くする効果も期待できると言われています。

ビタミンCにもメラニン色素の生成を抑える効果があるため、
相乗効果によってより高い美肌効果が期待できるでしょう。

ビタミンCの効果については
こちらの記事を参考にどうぞ(^^♪



②薄毛を防止する
アロエベラには、
薄毛防止の効果があると言われる成分が含まれています。

それは、毛母細胞を活性化させる作用を持つ
タンニン酸と、AGA(男性型脱毛)の原因となる悪玉酵素である
5αリダクターゼの働きを抑制する作用をもつアロインです。

最近では、
これらの有効成分の効果を期待した、アロエエキス入りの育毛剤も多く販売されるようになりました。

③肌にハリ・弾力を与える
アロエベラに含まれる成分であるアロヴェロースには、
肌のターンオーバー周期を整える作用があると言われています。

ターンオーバー周期が乱れると、
皮膚表面の凹凸が増え、ハリや弾力が低下することが知られています。

アロエベラを化粧品として塗ることで周期が整い、
ハリや弾力があって透明感のある若々しい肌を手に入れることができるでしょう。

④肌荒れを防止する
肌荒れの原因のひとつに腸内環境の悪化がありますが、
前述した通りアロエベラには腸内細菌を整える効果もあるため、
肌荒れの改善にも効果的であると言えます。

また、アロエベラには
抗炎症作用を持つサリチル酸サポニンなども含まれているため、
この有効成分を肌に塗ることでニキビや肌荒れの改善にも繋がるでしょう。
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アロエを使ったおすすめレシピ3選

ここでは、簡単に出来て健康美容効果が高い「アロエレシピ」を紹介します。

アロエの刺身
下処理したアロエベラの葉肉を薄く削ぎ切りし、お皿に盛りつけて出来上がりです。
お刺身で食べると、アロエ本来の独特の触感が楽しめますので、
ぜひ一度は試して頂きたいレシピです。
ぬめりや苦みが気になる場合は、
お湯で2~3分程度湯通しした後、冷水でしめて召し上がってください。

醤油またはポン酢で召し上がるとおいしく頂けます。
お好みでわさびや生姜など薬味を添えてお召し上がり下さい。

【材料】(2人前)
アロエベラ…1/2本 醤油または、
ポン酢…適量 お好みで薬味…適量

アロエベラのステーキ
大きめにカットしたアロエベラの皮を剥き下処理します。
その後アロエベラ両面に、塩、コショウ、ガーリックパウダーをふりかけ味付けし、
最後に小麦粉をまぶし、油もしくはバターを引いたフライパンでさっと焼き、
アロエに焼き色が付けば完成です。
お好みで醤油を垂らしてお召し上がりください。

【材料】(1人前)
大きめにカットしたアロエベラ…50~60g
塩 コショウ ガーリックパウダー(味付け)…適量
小麦粉…小さじ1 サラダ油もしくはバター…適量
お好みで醤油…適量

簡単アロエの豆乳スムージー
皮をむいたバナナを適度な大きさに切り、豆乳やレモン果汁、
アロエベラを加えミキサーで混ぜ合わせます。

アロエの美容健康効果は取り入れたいけれど、
アロエの味や触感が苦手な方へはおすすめです。
ミキサーがない場合には、ボールに入れたバナナをフォークの背でよく潰し、
レモン果汁やアロエベラ、豆乳と合わせて下さい。
お好みに合わせて、はちみつなどで甘さを調節して下さい。

【材料】(1~2人前)
豆乳または牛乳…200ml
レモン果汁…小さじ1
はちみつ…小さじ1~3(お好みに応じて)
角切りにしたアロエベラ…適量


まとめ
とても優れたアロエの美容健康効果。
今回は、そんなアロエの美容健康効果を簡単に取り入れることができ、
そしておいしいレシピをご紹介しました。
アロエは栄養満点なうえ、カロリーも少なく、
ダイエット中の方でも安心して食べることができるのでおすすめです。

ぜひ、毎日の料理にアロエを取り入れて美容や健康に役立てて下さい。